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オークマ (2021年9月版)

【6103】オークマ

本社所在地 〒480-0193 愛知県丹羽郡大口町下小口5−25−1
設立 1918年7月15日
ホームページ https://www.okuma.co.jp/

2021年3月期

資本金(連結) 18,000百万円
自己資本比率 76.9%
従業員数(連結) 3,802人
連結事業構成 【連結事業】NC旋盤20、マシニングセンタ53、複合加工機22、NC研削盤2、他3【海外】60(2021.3)
株式上場 東証1部,名証1部
株価 一株益(連) PER(連) 一株純資産 PBR(連) 一株配当 配当利回 年初来高値 年初来安値
8/31終値 22/3期(予) 予想 (連)21/3 実績 22/3期(予) 予想
5,270 237.6 22.2 5,439 0.97 70.0 1.33% 6,860 4,935

※1株益、1株純資産、1株配当金は円単位。各表示未満は4捨5入。(連)連結決算、(予)予想の略。
※1株純利益(赤字&未発表・非表示)、1株配当金(通期配当金額、未発表・非表示)は2021年8月31日時点の会社予想。

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展望

「総合ものづくりサービス」を展開
 愛知県大口町に本社を置く同社は、120年以上の歴史を持つ大手総合工作機械メーカーである。1898年に創業、04年工作機械製造を開始し、戦後49年に東京・名古屋証券取引所一部に上場した。63年、半導体メモリが製品化される以前に絶対位置検出方式のNC(数値制御)装置を開発し、72年CNC(コンピュータ数値制御)を開発、同社のNC機を全てCNC装置付きにした。以来、「機電情知」融合を強みとして、工作機械を自律的判断で最適加工に導くスマートな工作機械づくりをめざしている。

 同社の強みは、工作機械の高いポテンシャルを最大限引き出すためのNC装置だけではなく、さまざまなユニットを全て自社開発し、高性能で調和のとれた制御を実現、機械の品質・精度を支えるコンポーネントシステムにある。

 同社の戦略は、培った技術による自動化・無人化、工程集約、デジタル化への活用と、機械、制御、加工技術、システム構築などエンジニアリング全般にわたる「総合ものづくりサービス」の展開である。具体的には営業面で、内外展示会への積極的出店や、デジタル技術を活用し、リアルとバーチャルの両面で顧客との接点を強化する。技術面では、独自のAI・知能化技術を搭載した開発を加速し、環境配慮型製品の拡充を推進する。そして製造面では、生産工程の革新と生産効率向上に努め、本社、可児工場の再開発を実施している。また海外では台湾法人の生産能力および、エンジニアリング力の強化を継続する。

 自律的に最適加工を行うスマートマシンの提供をはじめ、ものづくりプロセス全体を支援する最高の「総合ものづくりサービス」を目指す同社に注目したい。

(戸谷 慈伸)

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