証券展望・キムラレポート

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当社は昭和に入ってから永らく週報を刊行しており、戦中・戦後の混乱期に中断していましたが、この伝統を受け継いで、昭和33年1月企業分析等を掲載する『証券展望』を創刊しました。現在もマクロの市場動向と個別銘柄の情報提供を目的としてキムラ経済研究所より毎月編集・発行されています。キムラレポートは昭和59年より地元企業の訪問など中心にまとめられた調査レポートで、投資家の皆様方への情報提供を目的として逐次発行しています。
尚、証券展望・キムラレポートは当社営業網の本支店にお電話、又はご来店により請求できますのでご利用ください。

愛三工業 (2026年3月版)

【7283】愛三工業

 

本社所在地 〒474-8588 愛知県大府市共和町1-1-1
設立 1938年12月2日
ホームページ https://www.aisan-ind.co.jp/

2026年3月期

資本金(連結) 10,866百万円
自己資本比率 45.13%
従業員数(連結) 8,829人
連結事業構成 【連結事業】燃料系製品54、吸排気系製品23、排出ガス制御系製品15、動弁系製品3、他自動車部品2、他3(2025.3)
株式上場 東証プライム,名証プレミア
株価 一株益(連) PER(連) 一株純資産 PBR(連) 一株配当 配当利回 年初来高値 年初来安値
2/27終値 26/3期(予) 予想 (連)25/3期 実績 26/03期(予) 予想
2,296 217.6 10.6 2,173 1.06 77.0 3.35% 2,330 1,572

※1株益、1株純資産、1株配当金は円単位。各表示未満は4捨5入。(連)連結決算、(予)予想の略。
※1株純利益(赤字&未発表・非表示)、1株配当金(通期配当金額、未発表・非表示)は、2026年2月27日時点の会社予想。

 

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展望

エンジン領域NO.1をめざす
大府市が本社の同社は、パワートレインやクリーンエネルギー向け製品のトヨタ系自動車部品メーカー。愛知と三重の頭文字を社名に1938年創業、戦後まもない頃石田退三の奔走により豊田自動織機から事業を移管し、キャブレタなどの部品生産を開始した。57年本社と工場を現在の地に移転し、60年代高度経済成長期の自動車需要を追い風に、キャブレタも大幅増産となり、工場を拡張した。80年名証、2000年東証2部、翌年には東証・名証1部に上場。東証プライム移行の22年、デンソーの燃料ポンプモジュール事業を譲り受け、業容の拡大が続いている。

25/4-12月期製品別売上高構成比は、燃料ポンプモジュール52%、スロットルボデー13%、EGRバルブ7%、キャニスタ12%、動弁系製品(エンジンバルブ)3%、その他自動車部品10%、その他3%。所在地別売上高構成比(調整額除く)では、日本37.5%、アジア37.4%、米州20.7%、欧州4.4%。トヨタグループ向けは、57%だった。同期は販売数量の減少と為替の影響に米国関税が加わり、減収減益を余儀なくされたものの、通期見通しでは直近の公表値を上方修正し、配当の増額も予定する。

同社の主力製品、パワートレイン事業の燃料ポンプモジュールは、燃料圧力を維持するプレッシャレギュレータなど周辺部品とタンク内燃料をエンジンに送り込むポンプを一体化した製品で、世界シェアNo.1を誇る。スロットルボデーは、エンジンに吸入される空気量を制御し、EGRバルブは排気ガスを再循環して燃費向上とNOx低減をはかる。ほかクリーンエネルギーでは、LPG(液化石油ガス)・CNG(圧縮天然ガス)向け製品や燃料電池向け製品を手掛ける。

同社は、燃料・空気・水などの流体を精密にコントロールする流体制御と、モーターの駆動装置を効率的・安定的に動作させる駆動制御を得意としており、燃料噴射量や空気量に点火のタイミングを最適化する車両システムの制御を適合させる技術領域が強みで、モビリティの進化を技術革新により支えている。

昨年に中期経営計画を策定し、事業規模・収益性・資本効率性のバランスを確保した経営目標を設定した。30年度売上高5,500億円、営業利益440億円と併せて、安定配当(連結配当性向35%以上)と株主還元強化を掲げる。

世界のサプライヤーへ成長とともに、エンジン領域のNo.1メーカーを目指す同社の今後に注目したい。
 
(戸谷慈伸)
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