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キムラユニティー (2017年12月版)

【9368】キムラユニティー

本社所在地 〒460-0003 名古屋市中区錦3−8−32
設立 1973年10月1日
ホームページ http://www.kimura-unity.co.jp/

2017年3月期

資本金(連結) 3,580百万円
自己資本比率 49.8%
従業員数(連結) 2,587人
連結事業構成 【連結事業】物流サービス66(7)、自動車サービス31(4)、情報サービス2(9)、人材サービス1(-1)、他0(30)【海外】16(2017.3)
株式上場 東証1部、名証1部
売買単位 株価 一株益(連) PER(連) 一株純資産 PBR(連) 一株配当 配当利回
(株) 11/30終値 18/3期(予) 予想 (連)17/3 実績 18/3期(予) 予想
100 1,171 95.3 12.3 2,104 0.56 27.0 2.31%

※1株純利益(予想)・1株純資産(実績)・1株配当金(予想)の各数値は円単位。各表示未満は4捨5入。 (連)・連結決算、(予)・予想の略
1株純利益(赤字&未発表は非表示)、1株配当金(通期配当金額、未発表は非表示)は2017年11月30日時点の会社予想

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展望

深トヨタ、NLS、CMSなどを重点強化
 名古屋市中区に本社を置く。2017年4~9月期の連結売上高の事業別構成比率(セグメント間の内部売上高を含む、表示未満は4捨5入)は物流サービス65.6%(内訳、包装57.1%、格納器具製品8.4%)、自動車サービス30.7%(同、車両リース15.4%、車両整備7.9%、自動車販売5.5%、保険手数料1.4%、カー用品販売0.3%、その他0.1%)、情報サービス(コンサルティング、システム開発、保守サービスなど)2.5%、人材サービス1.1%、その他サービス0.1%。連結売上高に対する海外子会社の占有率は14.1%。

 同期の全体に占めるトヨタ自動車向け売上高の比率は24.8%、同グループ向けは14.4%で合計占有率は39.2%になっている。トヨタグループからの受注拡大に注力する深トヨタグループ事業は一層強化する方針だが、同比率は12年3月期の44.0%から若干低下している。NLS(ニューロジスティクスサービス)事業の同期売上高占有率は19.0%(12年3月期、16.6%)になり、拡大傾向にある。NLS事業とはトヨタ関連以外の顧客を対象にサービスを提供する3PL(サード・パーティ・ロジスティクス、荷主でも運送業者でもない第3の企業による物流業務全般のアウトソーシング)事業のことだ。

 海外拠点(17年1月1日時点)は連結子会社として、アメリカで02年5月にKIMUR,INC(出資比率100%)、中国では05年1月に天津木村進和物流有限公司(同89.7%)、05年11月に広州広汽木村進和倉庫有限公司(同59.3%、他に子会社1社)を設立しており、各種物流サービスを展開している。持分法適用関連会社はブラジル(01年11月設立、出資比率49%)、メキシコ(04年5月設立、同49%)、タイで2社(02年12月設立・同23%、13年2月設立・同23%)を保有している。

 中期重点強化事業の一つのCMS(カーマネジメントサービス)は、顧客の業務・情報・機能などを一括管理や代行することで車両管理に係わる手間の削減をはじめ、車両利用の安全・品質の向上、コンプライアンスの実現に貢献するサービスだ。CMS管理台数は11年度の1万2,338台から、16年度には3万2,110台と大幅に伸びている。また、今後は自動車販売も一層、強化していく方針だ。深トヨタグループ、NLS、CMS、海外などの事業を重点強化する同社に注目したい。


(北川 彰男)

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