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																			キムラレポート (2014年2月版)
								
									
																	
										
2013年3月期
| 資本金(単独) | 28,027百万円 | 
| 株主資本比率 | 51.7% | 
| 従業員数(単独) | 30,491人 | 
| 連結事業構成 | 【連結事業】自動車部品89(6)、オプトエレクトロニクス9(4)、他2(2)【海外】51(2013.3) | 
| 株式上場 | 東証1部,名証1部 | 
 
| 売買単位 | 株価 | 一株益(連) | PER(連) | 一株純資産 | PBR(連) | 一株配当 | 配当利回 | 
| (株) | 1/31終値 | 14/3期(予) | 予想 | (連)13/3期 | 実績 | 14/3期(予) | 予想 | 
| 100 | 2,183 | 193.2 | 11.3 | 1,955 | 1.12 | 52.0 | 2.38% | 
 
※1株益は14/3期予想、1株純資産は13/3期実績、1株配当金は14/3期予想、各数値は円単位。各表示未満は4捨5入。 (連)・連結決算、(予)・予想の略
1株純利益(赤字・未発表非表示)、1株配当金(通期配当金額、未発表非表示)は14年1月31日時点の会社予想
									 							
								 
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								展望
								
								- 自動車の軽量化に貢献
-  トヨタ自動車系列。ゴム・樹脂・発光ダイオード(LED)などの自動車部品やLED製品を手がけている。
 
 2014年3月期の予想連結売上高構成比はオートモーティブシーリング(AS)製品18.9%、機能部品11.4%、内外装部品31.1%、セーフティシステム(SS)製品28.8%、以上の自動車部品事業が90.2%、オプトエレクトロニクス事業7.1%、その他2.7%。同期の所在地別売上高(内部取引含む合算値)構成比の見通しは日本47.8%、米州21.9%、豪州&アジア27.2%、欧州&アフリカ3.1%。
 
 AS製品は雨風や騒音から室内を守るだけでなく、ドアの開閉やガラス昇降をスムーズにするなどの役割を担っている。多様なドアのタイプに応じてドア枠に装着するドアウェザストリップ、窓枠に装着するドアガラスラン、ボディー側に装着するオープニングトリムウェザストリップなどの製品を持つ。
 
 機能部品は燃料部品やブレーキホースなど、「走る」「曲がる」「止まる」といった自動車の基本性能を支えている。自動車用ターボチャージャーは圧縮させた空気をエンジンに送る装置で燃費性能を向上する機能を持っている。
 
 同社はターボ部品に使用する樹脂製「ターボダクト」(高温、高圧の空気を通過させる管)を開発しており、マツダの「CX-5」などに採用されている。樹脂製ダクトは重量がアルミ製の従来品の約50%になり、自動車の軽量化に寄与することから、今後の伸びが期待される。
 
 内外装部品はインストルメントパネルやコンソールボックスなど室内空間を快適にする内装部品、ラジエータグリルやバックドアガーニッシュなど車のデザインに大きく関わる外装部品やLED応用製品などを手掛けている。SS製品は助手席エアバッグやサイドエアバッグなど様々な角度からの衝突にも対応できるフルカバーエアバッグの製品群を有している。
 
 いずれの事業も世界各地で生産するグローバル供給体制の構築を推進しており、多くの製品が世界的な高シェアを有している。車の軽量化に貢献する同社の成長性に期待したい。
 
 (北川 彰男)
 
				
				
				
				
			 
			
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