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アイカ工業 (2022年6月版)

【4206】アイカ工業

本社所在地 〒450-6326 名古屋市中村区名駅1−1−1 JPタワー名古屋
設立 1936年10月22日
ホームページ https://www.aica.co.jp/

2022年3月期

資本金(連結) 9,891百万円
自己資本比率 60.4%
従業員数(連結) 4,970人
連結事業構成 【連結事業】化成品52(8)、建装建材48(16)【海外】43(2021.3)
株式上場
東証プライム,名証プレミア
株価 一株益(連) PER(連) 一株純資産 PBR(連) 一株配当 配当利回 年初来高値 年初来安値
5/31終値 23/3期(予) 予想 (連)22/3 実績 23/3期(予) 予想
2,794 208.0 13.4 2,224 1.26 109.0 3.90% 3,395 2,775

※1株益、1株純資産、1株配当金は円単位。各表示未満は4捨5入。(連)連結決算、(予)予想の略。
※1株純利益(赤字&未発表・非表示)、1株配当金(通期配当金額、未発表・非表示)は2022年5月31日時点の会社予想。

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展望

メラミン化粧板国内シェアトップ
 名古屋市内に本社を置く同社は、1936年愛知時計電機の化学部門が独立、愛知化学工業として設立された。39年同社の起源ともいえる樹脂接着剤を発売、60年にメラミン化粧板を発売以降は着実に業績を伸ばし、50周年となる86年に東証および名証一部へ上場した。90年代には不燃壁材市場に参入、2012年海外メーカーの株式取得を契機にM&Aおよびグローバル化を推進し、海外売上高比率は49.2%にのぼる。同社は、メラミン化粧板の国内シェア、トップメーカーである。

 同社の化成品事業は、日本初のユリア樹脂接着剤を開発して以来、培われた化学合成技術をベースにした商品開発に取り組んでいる。2000年代以降、新規事業として機能材料製品の拡充にも注力、木材加工、建築・土木、自動車、電子材料、工業製品、日用品など各方面の製品開発を行っている。建装建材事業では、化学合成技術を活かしたメラミン化粧板で国内シェアNo.1を誇り、機能性や意匠性の差別化を図りながら、オフィス、商業、教育、医療・福祉、ホテル・宿泊、交通などの多様な施設や、住宅分野向けに商品を提供している。

 同社の22年3月期事業別売上高構成比(調整額除く)は、化成品57.0%(接着剤36.6%、建設樹脂4.3%、機能材料10.1%、その他6.0%)、建装建材43.0%(メラニン化粧板13.5%、ボードフィルム等5.3%、セラール9.8%、不燃建材3.7%、カウンターポストフォーム8.5%、建具インテリア建材2.2%)であった。同期は、化成品部門の国内産業用フェノール樹脂と中国、タイ、インドネシア、ベトナムのアジア地域を中心とした海外販売量が伸長し、売上高、経常利益とも過去最高を更新した。

 同社は、24年3月期を最終年度とした、中期経営計画「Change & Grow 2400」に取り組んでいる。基本方針として、①成長事業の創出・拡大、②利益基盤の強化、③経営基盤の強化を掲げ、グループの強みである化学とデザイン力を活かした、独創性のある商品作りで変化への対応強化を目指す。また、国内建設市場の動向に左右されにくい経営体質づくりとして、海外における事業展開を推進し、M&Aによるグループでのシナジー効果の創出も目指す。

 今後も積極的な設備投資や、M&Aを活用しながら国内外の生産・販売拠点の拡充を図る、同社に注目したい。

(戸谷 慈伸)

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