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(株)フジミインコーポレーテッド (2020年11月版)

【5384】(株)フジミインコーポレーテッド

本社所在地 〒452-8502 愛知県清須市西枇杷島町地領2−1−1
設立 1953年3月20日
ホームページ https://www.fujimiinc.co.jp/

2020年3月期

資本金(連結) 4,753百万円
自己資本比率 87.5%
従業員数(連結) 908人
連結事業構成 【連結事業】ウエハーラッピング10、同ポリシング23、CMP向け45、ハードディスク向け6、自社品他16【海外】75(2020.3)
株式上場 東証1部、名証1部
株価 一株益(連) PER(連) 一株純資産 PBR(連) 一株配当 配当利回 年初来高値 年初来安値
10/30終値 21/3期(予) 予想 (連)20/3 実績 21/3期(予) 予想
3,710 2,107 1.76 4,035 2,053

※1株純利益(予想)・1株配当金(予想)は会社側未発表のため非表示。各表示未満は4捨5入。 (連)・連結決算、(予)・予想の略

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展望

シリコンウェハー用研磨材トップシェア
 同社の歴史は、1950年創立の不二見研磨材工業所の人造精密研磨材製造が始まりである。59年清須市に本社を移転、91年関連会社3社を合併し、現社名に商号変更した。95年株式を店頭登録、07年東証・名証一部に同時上場し現在に至っている。

 同社の製品は、消費者の目に直接触れるものではないが、幅広い産業で活躍する。シリコン、CMP(化学的機械的平坦化)、ディスクの各事業は様々な電子機器と関連し、パソコン、スマートフォンはじめ、自動車、電車、交通制御システム分野と幅広い。同社は現在、シリコンウェハー用研磨材市場ではトップシェアを誇る。

 創業時からの研磨微粉をはじめとした機能材事業は、眼鏡等レンズ用研磨材、送電設備向けの碍子用材料、化学分野の触媒用担体、近年はLED用サファイア基板に使用される。溶射材事業は、皮膜形成を目的としたパウダー製品の開発・提供を行い、耐磨耗・耐熱・耐腐食を必要とする製造装置や部品のセラミック、金属、複合材部分に高温・高速で吹き付ける。その技術は、高精度が必要な先端産業には今や欠くことができない。

 20年4-6月期地域別売上高構成比(調整額除く)は、日本62.4%、北米14.3%、アジア20.3%、欧州3.0%であった。業績は、半導体市況の堅調を背景に、データセンター、パソコン向け需要の増加と、コロナ禍におけるメーカーの在庫積み上げにより増益を確保した。シリコンウェハー向けのラッピング材やポリシング材も増加、CMP向けは、ロジック、メモリとも最先端デバイス向けに好調を持続し、一般工業用研磨材も堅調であった。

 同社は創業以来、一貫した企業哲学と姿勢で事業を推進している。「コミュニケーション」、「技術」、「製品」を培い、市場高シェアと社会貢献を目標に、研究開発を怠らない。研磨分野でのリーディングカンパニーを目指す同社は、「ろ過・分級・精製」、「パウダー」、「ケミカル」のコア技術を組み合わせ、独自製品と次世代技術、新製品開発に取り組む。さらに周辺技術を取り込み、先進技術へ積極的に対応することを重要課題とし、品質にこだわりを持つ。

 研磨分野で、リーディングカンパニーを目指す同社に注目したい。


(戸谷 慈伸)

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