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																			岡谷鋼機 (2020年1月版)
								
									
																	
										
| 本社所在地 | 
〒460-8666 名古屋市中区栄2−4−18 | 
| 設立 | 
1937年4月25日 | 
| ホームページ | 
https://www.okaya.co.jp/ | 
 
2019年3月期
| 資本金(連結) | 
9,128百万円 | 
| 自己資本比率 | 
39.4% | 
| 従業員数(連結) | 
5,131人 | 
| 連結事業構成 | 
【連結事業】鉄鋼41(1)、情報・電機20(2)、産業資材32(3)、生活産業7(4)【海外】26(2019.2) | 
| 株式上場 | 
名証1部 | 
 
| 株価 | 
一株益(連) | 
PER(連) | 
一株純資産 | 
PBR(連) | 
一株配当 | 
配当利回 | 
年初来高値 | 
年初来安値 | 
| 12/30終値 | 
20/2期(予) | 
予想 | 
(連)19/2 | 
実績 | 
20/2期(予) | 
予想 | 
 | 
 | 
| 10,080 | 
1,662.2 | 
6.1 | 
21,281 | 
0.47 | 
230.0 | 
2.28% | 
10,930 | 
9,000 | 
 
※1株純利益(予想)・1株純資産(実績)・1株配当金(予想)の各数値は円単位。各表示未満は4捨5入。 (連)・連結決算、(予)・予想の略
									 							
								 
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								展望
								
								- 物作りの最適調達パートナーを目指す
 
								-  名古屋市中区にある同社は、農具、工匠具、刀剣類など、鉄の加工品を扱う金物商として「笹屋」の名で創業し、昨年350周年を迎えた。時代を乗り越え続ける同社は、創業200年以上のみ加盟が許される国際組織、「エノキアン協会」の1社でもある。
 2019年2月期連結売上高は、9,485億9,600万円(前期比11.4%増)、親会社株主に帰属する純利益164億9,400万円(同9.6%増)であった。部門別(億円未満切捨て、カッコ内構成比)は、鉄鋼3,915億円(41.3%)、情報・電機1,944億円(20.5%)、産業資材3,009億円(31.7%)、生活産業616億円(同6.5%)で、顧客と共に海外展開も推進している。
 この上期は、米中貿易摩擦問題による中国経済の減速や英国EU離脱問題等の先行き不透明感から、鉄鋼、情報・電機部門での苦戦を強いられた模様。
 鉄鋼部門は、同社の基幹として、製品・原料を内外に販売するだけでなく、多くの加工拠点で自動車、土木・建築分野などのニーズに応えている。特殊鋼は、日本の産業に不可欠な、高品質・高付加価値製品を幅広く扱う。
 情報・電機は、電子材料向け非鉄金属と、半導体、電子・電気機器向けやFA機器を中心としたエレクトロニクスで構成され、非鉄は鉄以外の様々な金属や、レアアースなどの原料を扱う。エレクトロニクスでは半導体、電子・電気機器向けの部品やFA機器を中心に取り扱い、ハードウェアから、ソフトウェア開発まで総合的に展開している。
 産業資材は、工作機械・切削工具を主にしたメカトロと、自動車部品用合成樹脂原料などの化成品で構成している。自動車では、生産設備、工具、ハイブリッドシステムおよび搭載品、スケジューラーソフトなど、国内トップクラスのシェアと実績を持つ。化成品は、様々な原料や製品、成形品を各メーカーと共同で樹脂化に対応、現在は再生エネルギー分野へも注力している。
 生活産業は、各種建設資材の取扱いと、水産物・畜産物などの輸入を行う食品で構成しており、生活に密着したインフラ材料や消費財など、多面的な事業活動を行なっている。
 物作りの最適調達パートナーを目指し、歴史を大事にしつつ革新の心で取り組む、同社の今後に注目したい。
(戸谷 慈伸) 
	
																	
								
					
						
					
					
				 
				
				
				
				
			 
			
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