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キムラレポート (2015年6月版)
2015年2月期
資本金(連結) |
9,128百万円 |
自己資本比率 |
34.0% |
従業員数(連結) |
4,905人 |
連結事業構成 |
【連結事業】鉄鋼42(1)、情報・電機21(2)、産業資材29(2)、生活産業8(2)【海外】26(2014.2) |
株式上場 |
名証1部 |
売買単位 |
株価 |
一株益(連) |
PER(連) |
一株純資産 |
PBR(連) |
一株配当 |
配当利回 |
(株) |
5/29終値 |
16/2期(予) |
予想 |
(連)15/2期 |
実績 |
16/2期(予) |
予想 |
100 |
8,210 |
1350.2 |
6.1 |
17,129 |
0.48 |
160.0 |
1.95% |
※1株益は16/2期予想、1株純資産は15/2期実績、1株配当金は16/2期予想、各数値は円単位。各表示未満は4捨5入。 (連)・連結決算、(予)・予想の略
1株純利益(赤字&未発表は非表示)、1株配当金(通期配当金額、未発表は非表示)は2015年5月29日時点の会社予想
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展望
- グローバル展開による成長力に注目
- 名古屋証券取引所第1部に上場する商社。1669年に農具などを扱う金物商として名古屋市中区の現在の本社所在地に「笹屋」の暖簾を掲げて創業している。創業以来、歴史が大きく変動する中で常に自己変革に取り組んでおり、現在は世界市場において、ものつくりに貢献する感性豊かな「グローバル最適調達パートナー」を目指している。
2015年2月期の連結売上高は8168億28百万円(14年2月期比9.7%増)、純利益は124億71百万円(同21.8%増)になっている。売上高の部門別内訳は鉄鋼3523億9百万円(14年2月期比13.9%増、売上高構成比率43.1%)、情報・電機1651億61百万円(同6.3%増、同20.2%)、産業資材2363億34百万円(同8.7%増、同29.0%)、生活産業630億22百万円(同1.2%増、同7.7%)で全部門が増収になっている。また、同期の売上高全体に占める海外取引比率は32.6%(09年2月期22.0%)になっており、グローバル化が着実に進んでい状況だ。
各事業部門の主な商品・サービスは以下のようになっている。「鉄鋼」、鉄屑、棒鋼、H型鋼、鋼板、鋼管、合金鋼、軸受鋼、工具鋼、ステンレス鋼など。「情報・電機」、銅、アルミ、レアアース、電子部材、汎用電機品、半導体・周辺電子部品、ソフトウェア開発・販売など。「産業資材」、工作機械、工具、産業用ロボット、自動車部品、合成樹脂原料、環境・リサイクル対応設備など。「生活産業」、配管資材、住設機器、住宅用資材、不動産開発、分譲マンション、水産物、畜産物、倉庫業など。
前期の主なトピックスは、加工食品販売会社のニシフミート(株)の子会社化、インドでの日本語講座への支援、メキシコ現地法人の設立、宮城県でトマトを生産する農業生産法人マキシマファーム(株)の設立、中国では武漢支店の開設、マレーシアで事務所及びマレーシア現地法人の設立など活発な事業活動、社会貢献活動を展開している。
今期も国内の個人消費や設備投資の回復、米国を中心とした世界経済の緩やかな景気拡大もあり、業績は堅調に推移することが予想される。グローバル展開を着実に推進する同社の成長力に注目したい。
(北川 彰男)
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