ホーム > 証券展望・キムラレポート > 過去レポート一覧 | 2019年11月版
電算システム (2019年11月版)
2018年12月期
資本金(連結) |
1,229百万円 |
自己資本比率 |
24.3% |
従業員数(連結) |
799人 |
連結事業構成 |
【連結事業】情報サービス53(5)、収納代行サービス47(4)(2018.12) |
株式上場 |
東証1部,名証1部 |
売買単位 |
株価 |
一株益(連) |
PER(連) |
一株純資産 |
PBR(連) |
一株配当 |
配当利回 |
(株) |
10/31終値 |
19/12期(予) |
予想 |
(連)18/12 |
実績 |
19/12期(予) |
予想 |
100 |
2,973 |
147.2 |
20.2 |
964 |
3.09 |
27.0 |
0.91% |
※1株純利益(予想)・1株純資産(実績)・1株配当金(予想)の各数値は円単位。各表示未満は4捨5入。 (連)・連結決算、(予)・予想の略
PAGE TOP
展望
- 「知的情報創造企業」を目指す
- 同社は、岐阜県の地元経済界出資により、1967年「株式会社岐阜電子センター」として設立、77年に今の「電算システム」と社名変更した。03年に東京との2本社体制となり、08年東証・名証2部に上場、12年に1部昇格した情報サービスと収納代行サービスを中心とした独立系企業である。
安定的な収益事業である情報サービス事業は、顧客に対して提案・要件定義・システム設計・開発・ハード調達・運用保守まで一括して提供している。BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)により、顧客に代わって情報を管理・運用(データ入力→集計・分析→アウトプット→加工→デリバリー→アフターフォロー)までの情報処理も行う。
近年のクラウドサービスに注目しており、グーグルクラウドのパートナーとして様々なソリューションを提供し、iPadやiPhoneの機能を生かした「企業向けアプリケーション」の提案・開発を行っている。
収納代行サービス事業は、ガス・水道・税金等公共料金、通信販売などの支払いを全国80,000以上のコンビニ・郵便窓口で提供。また、クレジット、QR・バーコード決済など今後成長が見込まれるキャッシュレス決済の代行サービス業務にも注力し、スマートフォンアプリを利用した決済サービスなど、事業環境の変化にも対応している。全国17,000店舗以上のファミリマートから、海外送金できる「コンビ二・ウェスタンユニオン国際送金サービス」も展開している。
3つめの柱と考えるクラウドサービス事業は、グーグル事業とインターネットデータセンターを中核に、インフラとアプリケーションの両面からの提供を目指し設備の増強に注力している。
19年1―9期事業別売上高構成比(調整額除く)は、情報サービス56.8%、収納代行サービス43.2%。前年同期比では全体で11.6%の増収であった。
決済ビジネス分野での新規決済サービス事業の創出や、海外事業の推進、業務ビジネス分野のストック型サービス強化、クラウドビジネス分野の成長で、20年売上高500億円を目指す同社に注目したい。
(戸谷 慈伸)
COPYRIGHT © KIMURA SECURITIES CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.