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																			キムラレポート (2016年8月版)
								
									
																	
										
| 本社所在地 | 
〒450-8515 名古屋市中村区名駅4−7−1 ミッドランドスクエア | 
| 設立 | 
1935年1月18日 | 
| ホームページ | 
http://www.jtekt.co.jp/ | 
 
2016年3月期
| 資本金(連結) | 
45,591百万円 | 
| 自己資本比率 | 
42.3% | 
| 従業員数(連結) | 
43,938人 | 
| 連結事業構成 | 
【連結事業】機械器具部品88(6)、工作機械12(6)【海外】60(2016.3) | 
| 株式上場 | 
東証1部,名証1部 | 
 
| 売買単位 | 
株価 | 
一株益(連) | 
PER(連) | 
一株純資産 | 
PBR(連) | 
一株配当 | 
配当利回 | 
| (株) | 
7/29終値 | 
17/3期(予) | 
予想 | 
(連)16/3 | 
実績 | 
17/3期(予) | 
予想 | 
| 100 | 
1,455 | 
119.5 | 
12.2 | 
1,327 | 
1.10 | 
42.0 | 
2.89% | 
 
※1株益は17/3期予想、1株純資産は16/3期実績、1株配当金は17/3期予想、各数値は円単位。各表示未満は4捨5入。 (連)・連結決算、(予)・予想の略
1株純利益(赤字&未発表は非表示)、1株配当金(通期配当金額、未発表は非表示)は2016年7月29日時点の会社予想
									 							
								 
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								展望
								
								- 高技術商品をグローバル展開
 
								-  2006年1月、光洋精工と豊田工機が合併して発足している。16年3月期の連結売上高は1兆3999億87百万円(15年3月期比3.2%増)、連結営業利益は819億23百万円(同10.5%増)。同期の全体の売上高に占めるトヨタ自動車向けの割合は16.3%になっている。同期末の連結子会社は132社、持分法適用の関連会社は19社を有しており、グローバル展開を推進している。
 17年3月期の予想事業別売上高構成比は機械器具部品87.9%(内訳、ステアリング49.5%、駆動10.6%、ベアリング27.8%)、工作機械他12.1%(同、工作機械11.0%、その他1.1%)。今期の予想法人所在地別売上高構成比は日本41.0%、欧州15.3%、北米21.2%、アジア&オセアニア11.0%、中国9.4%など。
 今期の連結営業利益は600億円の予想になっており。前期比219億円の減益の見通しだ。減益要因は385億円(内訳、為替変動175億円、売価水準ダウン100億円、費用増50億円、基盤構築費用31億円、その他29億円)、増益要因は166億円(同、原価改善125億円、BSスリム化41億円)になっており、為替変動・技術研究費・退職給付関係費用の増加などで減益を見込んでいる。
 部門別の主要製品は「ステアリング部門」電動パワーステアリングシステム、油圧パワーステアリングシステム、その他のステアリングシステムなど。「駆動系部品部門」ドライブシャフト、電子制御4WD用カップリング、トルセンなど。「軸受(ベアリング)部門」ローラーベアリング、ボールベアリング、ベアリングユニット、その他各種ベアリングなど。「工作機械・メカトロニクス部門他」研削盤、切削機、マシニングセンタ、制御機器、工業用熱処理炉など。
 同社のステアリング(ハンドルの動きをタイヤに伝える機能)は世界シェア1位になっており、電動パワーステアリングは自動車の低燃費・高機能化に貢献している。大出力化が可能なラックパラレルタイプ電動パワーステアリングを開発しており、今年度末までに市場投入する予定だ。同製品はスポーツ多目的車やピックアップトラックなどの大型車中心に使用される見通しだ。高技術商品をグローバル展開する同社に注目したい。
(北川 彰男) 
	
																	
								
					
						
					
					
				 
				
				
				
				
			 
			
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