ノリタケ (2026年4月版)
| 本社所在地 | 〒451-8501 名古屋市西区則武新町3-1-36 |
|---|---|
| 設立 | 1917年7月25日 |
| ホームページ | https://www.noritake.co.jp/ |
2026年3月期
| 資本金(連結) | 15,632百万円 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 75.63% |
| 従業員数(連結) | 4,921人 |
| 連結事業構成 | 【連結事業】工業機材41(3)、セラミック・マテリアル33(15)、エンジニアリング21(7)、食器5(0) |
| 株式上場 | 東証プライム,名証プレミア |
| 株価 | 一株益(連) | PER(連) | 一株純資産 | PBR(連) | 一株配当 | 配当利回 | 年初来高値 | 年初来安値 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3/31終値 | 26/3期(予) | 予想 | (連)25/3期 | 実績 | 26/03期(予) | 予想 | ||
| 3,115 | 218.2 | 14.3 | 2,643 | 1.18 | 80.0 | 2.57% | 7,450 | 2,989.0 |
※1株益、1株純資産、1株配当金は円単位。各表示未満は4捨5入。(連)連結決算、(予)予想の略。
※1株純利益(赤字&未発表・非表示)、1株配当金(通期配当金額、未発表・非表示)は、2026年3月31日時点の会社予想。
※ノリタケは26/3/31付で1:2の株式分割実施のため、予想1株利益、予想1株配当金および1株純資産は分割を考慮して記載。チャートおよび高値、安値は分割前で記載。
展望
- セラミックスで新領域へ
- 名古屋市が本社の同社は、洋食器づくりからスタートし、セラミックス製造技術の応用で展開する森村グループの中核企業。1904年創立、14年日本初のディナーセットを完成し、17年衛生陶器部門が分離しTOTOを設立、19年には碍子部門から日本ガイシが設立された。その後も日本特殊陶業など、日本の第一線で活躍する企業を輩出し、81年ノリタケカンパニーリミテドに社名変更した。2000年代に入ると、持株会社化とともに多角的拡大を続け、120周年を迎え現在の社名に変更した。
2025年4-12月期事業別売上高構成比は、工業機材40.4%、セラミック・マテリアル35.5%、エンジニアリング19.1%、食器5.0%だった。同期は、工業機材のオーダーメイド品に持ち直しの動きが見られたものの、関税等の影響で自動車や鉄鋼生産が低調に推移し、売上は前年並みとなった。セラミック・マテリアル事業は、積層セラミックコンデンサ用材料が搭載部品の増加傾向にある自動車向けや、AIサーバー向けが堅調に推移、セラミックコアや石膏も増加した。エンジニアリング事業は、半導体・化学・食品向けにメンテナンス関連や混合装置及び濾過装置が堅調だったが、主力の焼成炉及び乾燥炉は、リチウムイオン電池向けが減少した。
工業機材事業における研削・研磨工具は、加工精度や効率性能では世界トップクラスを誇り、自動車、鉄鋼、軸受といった産業をはじめ、半導体や製造装置、ロボット、医療などの成長分野でも存在感を高めている。
コアとなるセラミック・マテリアル事業は、原料精製、成形、印刷などの技術を応用して幅広い製品を開発しており、積層セラミックコンデンサなどの部品に使われる電子ペーストをはじめ、さまざまな産業分野で特長ある高品質な製品を提供する。
エンジニアリング事業は、自社が持つ加熱、焼成、混合、濾過、切断技術で、各業界向けの加熱装置や原料の混合装置、研削研磨加工で必要な濾過切断などの各種装置を取り扱う。
中期計画において、2030年度に向けて今後の成長が期待される環境、エレクトロニクス、ウェルビーイングの3分野を成長領域と定め、事業領域の転換を、選択と集中を推進する。同時に、配当性向の引き上げや機動的な自己株式取得による株主還元の拡充で、市場評価の改善もめざす。
セラミックスのコア技術で新たな価値を作り出す、同社の今後に注目したい。
(戸谷慈伸)
























